クリスマスの迷信

クリスマスの迷信

12月に入ったので、ここでクリスマスの話題を。クリスマスには欠かせないものが多く、特別な期間であるからこそ、その後一年間アンラッキーになってしまう根強い迷信も多く存在します。有名なものを幾つかご紹介します。

 

まずは、明らかにクリスマス期間でない時期や12月26日以降にクリスマスソングやキャロルを歌うこと。鼻歌を歌っただけで、友達にバッドラックだよと注意されました。ラジオ局やBGMを流すお店は、いつからだったら流しても良いのか?というジレンマに毎年かられるようです。また、イギリスでは、毎年クリスマス当日に音楽チャートで1番を取る曲が特に注目され、その時代を象徴する意味深い曲として捉えられています。クリスマスツリーも同様に、26日にすぐに片づけるべきものです。お雛様を片付ける迷信に通ずるものがあるようで、何だか親近感が湧きますね。

 

クリスマスパーティーのシーズンには、パーティー会場にヤドリギ(英名:mistletoe)という植物が飾られます。目線より上の位置に飾られるのですが、その理由は垂れ下がるヤドリギの下に居合わせた二人はキスをしないと次のクリスマスまで出会いに恵まれないという迷信が存在するからです。様々なお付き合いのパーティーが多く、お酒を交わす機会も多い季節だからこその交流を促す術なのでしょうか。

 

皆さんはお好きでしょうか、クリスマスプディング。食べる一ヶ月前以上の降臨節前の日曜を“Stir-Up Sunday”=「混ぜる日曜」と呼び、この日に作り始めます。伝統的にはキリストと12人の弟子を象徴する13の食材を材料とし、混ぜるのが大変ということもあり家族みんなで作業を行います。東方の三博士が旅をした方向にちなんで東から右へ、願い事をしながら、木のスプーンで一人3回ずつ混ぜ、代わる代わる混ぜ合わせます。しかし、結婚していない家族が欠席すると、その後1年間家族にとっての新しいご縁が薄くなるとのこと。なんともシビアな・・・。“Stir Up”は「かき立てる」という意味も持つので、家族の揉め事を引き起こすキッカケになることを掛けているのかと思ってしまいます。

 

最後に、不吉と思われてしまうクリスマスプレゼントをリストアップします。ハンカチ=悲しい涙を連想させる。新しい靴=贈り主から立ち去り、別れを意味する。自画像など贈り主に似ているもの、または贈られる方に似ているもの=裏切りを意味する。本や日記の表紙が赤いもの=怒りや誤解を意味し、友情を壊すと言われる。手袋=喧嘩を引き起こす。ものによっては、さりげないことが大きな意味を持つことも。バッグやお財布を贈る際に硬貨を一枚入れておくことで、「生活に困らないように」という意味が込められます。華やかで楽しいはずのクリスマスなのに、ネガティブなことばかりを並べてしまいましたが、蓄積した「邪気」を簡単に払ってくれるプレゼントをここでご紹介。それは、、炭!メインのプレゼントに添えたり、ストッキングの中に入れる一つとされることが多く、受け取ったら唾を付けて暖炉で燃やすと効き目を発揮するとのこと。回りに回って、クリスマス当日は家族で暖炉を囲んで温まろうという最終的なメッセージが組み込まれているのでしょうか!

 

平成最後のクリスマスとなりますが、ご家族で笑顔に溢れた時間をお過ごしください。

 

矢部