渡邊オフィスについて

「見守る」教育

どの親も子育ての集大成として子供の「自立」を強く願います。しかし、子供を思うあまりに子供に接近しすぎ、上手に子供との距離を取れないことで、子育ては親子の孤独な作業になりがちでもあります。子供はどんどん成長していき、社会との接点を必要としていきますが、親は心配のあまり安全な道を確保すべく、時として保護をし過ぎかねません。せっかく子供が自ら社会との関係を作ろうとしているところへ手を出しては、希望する「自立」は遠のくばかりです。子育てに練習はありませんし、子供は一人一人違いますから、マニュアルにも頼れません。どの親もぶっつけ本番で、その子にとってベストだろうとの思いで日々悩みながら子育てをします。

渡邊オフィスは長年、この「自立」を実現できる留学を提案してきました。つまり子供は親から離れ、社会との関わりの中で本来持っている力を発揮し試す機会を得て、親は遠くから「見守る」ことにより、双方がお互いを尊重するという穏やかな親子関係が生まれます。いわば子育ての引き算の結果、シンプルながら大切な本質が残るのです。留学前にこのメリットに気が付く親子はほとんどいません。留学初期に私たちが一番嬉しく思う親からのコメントは「子供の表情が一段と明るくなった」「親に『ありがとう』を言うようになった」です。こんな些細なことが実は親子関係を飛躍的に楽しいものにするのです。近くにいた頃はつい日々叱る・叱られるという関係だったのが、英語だけでなく行動力や判断力に加え自分で考えることが面白くなって骨太になってきた我が子を、今度は思わず褒めたくなります。

いま「グローバル教育」という言葉が氾濫していますが、それは英語が出来ればいいのではありません。「みんなと同じだから安心」という日本人のメンタリティーから脱し、多民族の中で協調性を持ちながら、人と違っても自分の意見を持つことの大切さを学ぶものです。700年の伝統を持ち、今なお世界中から高い評価を受け続けている英国のボーディングスクールにはこの「グローバル教育」と「見守る教育」の土台が根付いています。今求められている「世界のどこでも通用する」経験をする機会を、子供たちに与える場として格好の選択だと考えます。

代表 渡邊和子

※ボーディングスクールとは英国の小中高生の為の全寮制私立学校です

沿革

1979年

創業者渡邊和子、小中高ボーディングスクールへの長期留学の相談業務開始。

1989年

イギリスのギャビタス教育コンサルタンツ(株)Gabbitas Educational Consultants Ltd.(旧ギャビタス・トゥルーマン・スリング教育財団)の日本総代理店に。「ギャビタス日本事務所」となる。

1998年1月

法人化。(有)渡邊オフィス設立。「ギャビタス日本事務所」の呼称を保持。

2012年9月

呼称を「渡邊オフィス」に変更。ギャビタス教育コンサルタントと並行して、インディペンデント・エデュケーション・コンサルタンツ(株)The Independent Education Consultants Ltd.との連携開始。

創業から現在までに送り出した留学生は850名以上、うち、‘高校卒業資格’ 取得者は、ほぼ100%。

イギリスの大学への進学は毎年80%以上。: 80%+
平均留学年数(大学含まず)は約5.5年~6年。: 約5.5年~6年
ここ数年の新規留学生のおよそ50%は小学校生以下。: 50%

この道のパイオニアとしてスタートした1979年以来、イギリスの私立教育・留学のスペシャリストとして、多くのご家族の教育相談に応じてきました。事業は留学生の送り出しのみならず、お子さんとご家族の一人一人に合った、留学の形を追求・やり遂げるまでの支援をすることです。創業時より一貫して、現実に即した、具体的で常に将来へ繋がるコンサルティングをしています。