So Sorry!

So Sorry!

イギリスに長くいればいるほど頻繁に使ってしまう英語の言葉。前回のlovelyに続き、今回は日本人にも共通する、つい言ってしまうsorryを取り上げます。有名な話ですが、日本ほど謝る国はないと言われる一方で、海外で謝ったら負けというルールに例外がいくつかあります。日本に負けず劣らず口癖のようにsorryと言うのがイギリス人です。その後に次ぐのが、意外や意外、アメリカのお隣さんのカナダ人だそうです。

保険会社Esureの調査によると、平均するとイギリス人は一生に約190万回sorryと発していることが判明!そして、イギリス国内では一日に約3億7000回つぶやかれているとのこと!日本語の謝罪は、ごめんなさい、申し訳ありません、失礼しました、お詫びします、悪い、など相手と状況によって誤り方を変えますが、英語で対人に向かって言う謝罪は基本的にsorryに限るため調査しやすいのかもしれません。日本人を対象とした調査は見つけられませんでしたが、実際に調べ凄まじい結果が出そうですね。

では、どんな場面でポロリと言ってしまうのか、イギリス人特有の例を以下に並べてみました。

・人がぶつかってきた時 (Sorry)

・人が自分の足を踏んだ時 (Sorry, you’re on my foot)

・約束の時間より早く着いてしまった時 (Sorry, I arrived too early)

・パーティーに時間通りに着いてしまった時 (Sorry, I’m on time)

・紅茶にミルクを入れ過ぎた時 (Sorry, I put too much milk)

・紅茶に少なすぎる量のミルクを入れた時 (Sorry, not enough milk)

・観光地で集合写真を撮りたいと提案する時 (Sorry, can I get a group photo?)

・人のジョークを理解できなかった時 (Sorry, I didn’t get it)

・悪天候全般 (Sorry about the weather)

・交通機関の乱れ全般 (Sorry about your journey)

・初対面の人に自己紹介する時 (Sorry, can I introduce myself?)

・Sorryと言い過ぎることについて (Sorry that I’m apologising too much!)

これをみても分かるように誰のせいでもなく自分から電信柱にぶつかっても謝ると言われるイギリス人。何故に言う必要がない状況で言ってしまうのか?状況によって理由は異なりますが、ほとんどの場合sorryは悔恨の釈明ではなく、「私は気まずい状況に陥っていることを認識している」ことの表現であったり、「明らかに私のせいではない」という主張であったり、「私は親しみやすい人ですよ」という印象を与えたい時などに役立つ言葉として使っているのが本質的なところなのだと思います。

ついつい言ってしまうけれど、本当に謝らなければならない時に限って謝罪しないのもイギリス人です。(笑)バスや電車の「回送」を意味する「Sorry, not in service」、何と意味のない謝罪なのでしょう。見かけるとちょっとイラッとしてしまうのは私だけでしょうか?

 

矢部