あなたは時事問題を語りますか?

あなたは時事問題を語りますか?

渡邊オフィスでは小学校からの留学が半分以上を占めています。そうすると必然的に13才の日本で言うところの中高一貫校=シニアスクールへの受験が絡んできます。しかし、日本のようにまず塾に通うという発想ではありません。イギリスの私立小学校=プレップスクールは生徒全員が受験者になりますので、学校が全責任と意欲をもって受験のサポートをしてくれます。シニアスクール受験には各学科の勉強はもちろんですが、イギリスの場合、必ず「面接」があり、受験の中でも比重が高く、どの子もこの面接の為に準備を与儀無くされます。この面接は日本の小学生対象とはまったく違い、質問に答えるのは当然ですが、合否はいかに自分がその学校へ貢献できるかの自己アピールにかかっています。下手すると日本の就活に一番近いとも言えます。あらゆることに前向きで興味があるということを発するのですが、その中に「Current Affairs」つまり時事問題が入ってきます。ですので、小学生の頃から日常的に知識としてだけでなく、問題意識を持って討論をするという姿勢が求められるのです。渡邊オフィスが学校から報告を受ける時に「日本人は時事問題に疎い」と言われることがしばしばあります。 子供間で時事問題を討論するという習慣がないせいでしょう。

これは日本の大学生のことですが、ある新聞社が普段の友人間の会話で時事問題が話題になっているのかどうか聞いたところ、多くの学生は否定したそうです。「意識が高いとみられて、友人の中で浮いてしまうのが心配」「学生同士で真面目な話をするのはイタいという雰囲気がある」と言うのが理由。感心が高い学生はいるのにどうも腰が引けるというのが現状のようです。そして、外国から日本へ留学してきた学生はこれを大変意外と思うそうです。

大いに頷けます。少数派ではありますが、確かに日本でも時事問題に関わらず「真面目な話」をしたい中高生はいるのです。そういう子達は上手く日本の「ウケる話」で盛り上がる友達の中での居場所が見つからず、浮いた存在になってしまう。イギリスの学生も様々ではありますが、政治・経済・自分の進路など真面目な話への関心度は高く、留学して同類に会えたことを喜ぶ子達を見てきました。

どうしたらこの日本のトレンドを変えられるのか・・・難しい問題ですね。自分が留学したり、外国から来る留学生が増えることが少しづつ状況を変えてくれるかもしれません。

渡邊