この日に

この日に

この日にアップされるブログだからこそ、やはり触れておこうと思いました。東日本大震災が起きた当時、イギリスの学校関係者からあらゆるお見舞いメールが飛び込んできました。こういう時には真っ先に相手を気遣うのがイギリス人。今回のウクライナの問題でもしかり、対岸の火事といってスルーしない国民性だと感じます。

おりしも3月は新規留学生が準備校へ出発する時期。この年は東北在住で被災した生徒がおり、ご家族で関西に避難している間に、まさにとるものもとりあえず関空から出発。避難の際に家族のパスポートを忘れずに持ち出したお父様の機転が功を奏しました。しかし、それからしばらく日本向けの飛行機は運休やスケジュール変更が相次ぎ、ロンドンからソウルで停泊し、乗務員を日本人スタッフに交代した上で成田に入港するという、あからさまな対応をする外資系航空会社も。その中で、日系航空会社2社だけは飛び続けてくれ、以来、渡邊オフィスでは断然日系オシです。その他、4月上旬に開催予定だった会員の懇親会WO会は、都内某高層ビルの52階の会場だったため中止に。牛乳が不足していると聞きつけて乳製品を山ほど送ってくださったご父兄がいたり、会員や卒業生のご父母からもたくさんのエールをいただきました。

さらに振り返れば、阪神淡路大震災も忘れることができません。当時のスタッフは渡邊と私のみ。そして、インターネットとメールが普及する前の時代。関西出身の留学生は当時から多数おり、彼らは情報もなく、親と連絡も取れず、不安の最中にいました。学校からの問合せも止まりません。まずは渡邊と二人で手分けをして親御さんらに電話し、安否確認ができた順に現地にFAXで報告。電話がずっと繋がらなかった大阪の親御さんに最終手段として手紙を書いたところ、数日後にお電話があり、「生きてます。お手紙嬉しかったぁ!」と。全親御さんが被災しながらもご無事でした。また、3月から留学予定だった生徒は「留学したほうがむしろ生活は守られる。」と、時期を早めて1月中の出発となりました。

東海村JCO臨界事故も大きなニュースとなり、東京から140km離れている私どもにも安否を気遣うメールがいくつもイギリスから届いたことが思い出されます。

このように数々の難局に直面してきましたが、コロナ禍もここに列記される一つとなりました。ただ、教育はmust go on。学校関係者、GNet、渡邊オフィスがそれぞれの立場からいかようにして学校生活を継続していくか、知恵を絞り、守っていかなければならないこと、と決意を新たにする本日、3月11日です。

山岸