映画はお好きですか?

映画はお好きですか?

いよいよ世界最大の映画の祭典、アカデミー賞の発表日が約1か月後に迫り、各部門のノミネート作品も出そろいましたね!監督賞には、日本人としては黒澤明監督以来初の『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介監督がノミネートされています。果たして日本人初の監督賞受賞となるか…楽しみなところです。

ところで、Aレベルの科目の一つとして「映画学」があるということをご存じでしたか?日本では娯楽としての側面が強い映画ですが、イギリスをはじめヨーロッパでは、映画は第七芸術(Septième art:建築 , 絵画 , 彫刻 ,音楽, 舞踏 ,文学に続く第7番目の新しい 芸術 として映画をとらえる考え方)として、学問の対象となっています。ボーディングスクールの中でも教えている学校は少なくなく、映画の歴史や様々な手法を学んだり、充実した専門機材を駆使してオリジナルの映画を撮る技術を学んだりすることができます。

これだけ映画が学問として定着できた理由としては、イギリスの映画産業の歴史が日本よりも長いということもありますが、映画を気軽に観に行くことができるというのも一因かと思います。2017年時点の映画館の数を日英で比較してみると日本が587件であるのに対し、イギリスは801件。イギリスの人口は大体日本の人口の半分ほどであるということを考慮すると、人口当たりの映画館の件数はイギリスが圧倒的に多く、街を少し歩けば映画館に行きあたる様な環境であるということが分かります!映画観賞はボーディングスクールの週末のアクティビティとしても非常に人気で、頻繁に行われます。学問の対象であると同時に気軽に楽しむものである映画。イギリス人にとって映画とは、両極的な特徴を持った特別な存在であるのではないでしょうか。

アカデミー賞の発表日は2022年3月27日に予定されています。日本でもコロナが猛威をふるい続ける中、少しでも明るいニュースが入ってくると良いですね!

小島