お祝いにはご注意!?

お祝いにはご注意!?

先週末は女王の在位70年を祝うプラチナ・ジュビリーでしたね!留学生たちのハーフタームと重なっていたことから、ホストファミリーとどのようにお祝いをしたか、楽しい報告を受けた親御様も多かったことと思います。

さて、史上初のプラチナ・ジュビリーであることに加え、連続した2日間の祝日が土日に合体した4日間のお休みとなった先週末。お祝いごとが好きな国民性に加え、イギリスでは祝日が連続するということはほとんど無いということからも、その4日間をどう過ごすかという話題で何週間も前からイギリス全土が浮足立っているような様子でした。その浮足立ちぶりを証明するかのように、全国紙のウェブサイトには「ジュビリーのお祝いをする上での諸注意」が書かれた記事まで発行されていました!内容としては、「火災の恐れがあるため、過剰な数のろうそくは使わない」「人がつまずいて怪我をするかもしれないので、家の装飾が人の通り道を妨げないようにする」「倒れてこぼれた場合は感電するかもしれないので、飲み物を電気コードの側に置かない」…どれも当たり前で常識的なことでは?と首をかしげたくなるようなものですが、今一度注意喚起をしなければいけないほどに国内の高揚感が高かったのではないかと推測できます。注意喚起だけでは飽き足らず、安全面に配慮の無い装飾を施した家で客人がけがをした場合、なんと£5,000(約83万円)の罰金が科せられるという実質的な罰も用意されていたとか…!その効果もあってか、大きな火災や事故は特に無かったようです。お祝い大好き!なイギリス人のことを熟知しているエリザベス女王も、密かに胸を撫でおろしているのではないでしょうか。

小島