イギリスのラグビー熱

イギリスのラグビー熱

最近イギリスの友人から日本のラグビーの試合結果について頻繁にアップデートが来るようになりました。通常そこまで興味がない私ですが、さすがに今回は、ラグビーはイギリスの発祥ということもあり、少しは勉強せねば、とニュースを気を付けてみるようになりました。結果、イギリスの友人や仕事の仲間、学校の先生方からまで、日本に対して熱烈な応援を頂いて一緒に盛り上がるという嬉しい体験が出来ました。

 

今回更に驚きだったのは、いくつかのボーディングスクールから、土曜日のイギリス現地時間朝9時に開催される、イングランド対南アフリカ戦のためにわざわざ授業の時間割を調整し、学校全体で試合をリアルタイムで観戦するのをご了承くださいとのレターが来たことです。例外もあるのかもしれませんが、これは日本の学校では考えられない事だと思いました。

 

真面目な話になりますが、その国の社会的関心がどこにあるかということを認識し、理解することは作文を書いたり、あるいは大学受験の際の面接には非常に大切になってきます。大昔の話ですが、私は“What do you think about Hooligans?”(Hooligansは、サッカーの試合会場の内外で暴力的な言動をする暴徒化した集団のことを指します)という、お題で作文を書かなければいけませんでした。そもそも何故プロサッカーの勝敗で暴動にまで発展するのか文化的に理解できず、それに関してほとんど理解も意見も無い私は自分の意見を絞り出すのはとても苦労しました。

 

ちなみにイギリスでは10月のテレビニュースはBrexitの次に日本の台風19号と、ラグビーのことばかりだったようです。先ほども書いたように、時事問題やタイムリーな話題はイギリスの学校受験の面接には大事になってきますので、受験生の皆さんは特に注意して関心を持ってみてくださいね!

 

縄田