イギリス出張

イギリス出張

新型コロナウイルスがようやく第5類に分類されたということで、渡邊オフィスのイギリス出張も再開となり、先日早速行ってまいりました!久しぶりに目にするイギリスが劇的に変わってしまっていたら…なんてことを考えながら飛行機を降りたのですが、イギリスの雰囲気は相変わらずで、スーパーに並んでいるお菓子も昔と変わっておらず、至る所に懐かしさを感じてホッとしました。

今回の出張では3日間で合計7校を視察しました。シニアスクールに匹敵する設備を整え、やりたいことには何でも挑戦できる環境を作っているプレップスクールや、アートに特に力を入れて設備や教員を充実させているシニアスクールなど、どの学校も個性あふれる学校で、自分の学校の特徴を活かしながら生徒の能力を最大限に引き出そうとしているということが伝わってきました。特徴は十人十色ですが、面白いことに、全ての学校に共通している点がありました。それは、案内してくれた学校スタッフの「自分の学校自慢が止まらない」点です。各学校で案内してくれたスタッフは、事務局の担当者から校長先生まで様々でしたが、「案内をする」以上の熱意を持って学校と学校の教育理念について語ってくれました。説明の詳しさと熱さは、各学校の見学を終えてから毎回「この学校に通いたい」と思ってしまうほど!また、人数がある程度いる学校の校長先生であっても、渡邊オフィスの生徒の名前を出すと、「〇〇ね!彼女は本当に頑張っていて…」とすぐに逸話が出てきます。これだけ多くの生徒がいて、直接関わったことはほとんどないかもしれないのに、スタッフが生徒のことをきちんと把握しているというのも共通していました。いくらウェブサイトで事前に学校の情報や設備を調べていったとしても、現場で教育に携わっている人々の熱意だけは現場に実際に足を運ばないと知ることができないということを痛感しました。

案内してくれた学校スタッフの一人が案内をしながら「コロナ禍を逆手に取り、生徒がいないうちに大規模な改修工事を行ったり、オンライン学習の基盤を作り上げたりするなどした」と話してくれました。逆境を利用して少しずつ変化していく・変化することを恐れないというのはイギリスならではの性質だと思います。一見変化が無いようで実は変化している。それがイギリスの魅力的なところなのかもしれないと再認識し、引き続きイギリスという国やイギリスのボーディングスクールの魅力を伝えられるように努めようと、気を引き締められた出張となりました。

小島