イギリス式熱帯夜の過ごし方

イギリス式熱帯夜の過ごし方

日本では連日暑い日が続いていますが、今年は何と、7月後半にロンドンで初めて40度の気温が観測されたと話題となりました。日本ならこんな日は「ピッ」とエアコンをつけることで全て解決ですが、エアコン普及率がわずか約5%と言われるイギリスではそうはいきません。そこでイギリス在の知り合いに聞いたイギリス流の暑さ対策についていくつかご紹介したいと思います。

・部屋全体に霧吹きをする

乾燥しているイギリスの夏ならではの方法ですね。特に窓側のカーテンに霧吹きをすることで、打ち水と同様に気化熱の効果で気温が下がります(湿気の多い日本ではカビを増やす方法にしか思えませんが!)濡れたベッドシーツをカーテンレールにかける、というアドバイスをする広告もあったとか!?

・一人で寝る

特に男性は女性より体温が高く、また欧米ではほとんどの夫婦が一緒のベッドで寝るため、あえての提案のようです。夏の間だけ喧嘩するカップルが増えそうですね~。

・電気のコンセントを抜く

パソコン関連機器、ゲーム機器等、待機電力が高い電化製品は通電による発熱量が多いため、コンセント自体を抜いておくことで部屋の温度を下げられるそうです。イギリスは日本の倍の電圧(240V)なので、一応納得の方法です。

節電が求められる今年の日本でも少し取り入れられる方法があれば…と思いましたが、なかなか国も気候も違うと難しいことがわかりました。太陽大好きのイギリス人もこの熱波続きにはいささか天気の話題を話す元気もなくしているようです…。

鐵屋