ウィンブルドンの豆知識

ウィンブルドンの豆知識

今年も全英テニスオープン=ウィンブルドンが開幕しました!

本来イギリスはこの季節が一年で最も過ごしやすいはずが、先週末のロンドンの気温は35度まで上がるなど、季節外れの熱波に襲われ、かなりヒートアップしています。観戦予定の大人の皆様、Lanson(ウィンブルドン公式シャンパーニュ)は水分にカウントされませんので、きちんと“水分補給”をして楽しい時間をお過ごしください!

 

さて、ウィンブルドンは世界最古のテニス大会として、様々な伝統、文化がありますが、その中で注目したいのが『白いウェア』。そもそも白いウェア。いつからの決まりか、と言えば、大会が始まった1870年代当初からだそう。高貴な身分の人が楽しむ高貴なスポーツであるテニスであるがゆえ、社交の場でご婦人方の汗染みが目立たないように白のお洋服を着た、というのが有力説のようです。今でもウィンブルドンの公式ウェブサイトには、ウェアは『completely white』でなければいけないことが明記されています。

参考:https://www.wimbledon.com/en_GB/about_wimbledon/clothing_and_equipment.html

 

この白いウェアルール、去年は黒い下着をつけた選手が規定違反と注意されるなど、毎年大きな物議を醸し、やりすぎだ、という意見や記事も出ますが、150年以上たった今でも変わらぬ伝統・文化、というのがいかにもイギリスらしいな、と好印象を持つのは私だけでしょうか。一年に一度くらい、こんな大会があっても良いですよね!

 

世界最古の大会を真似て、日本でも上皇様ご夫妻がご出場されたことで知られる日本最古のテニストーナメント、軽井沢国際トーナメントのような由緒正しいテニス大会は今でも白いウェアの着用が決まりとなっています。古き文化を守るところが日本の文化に合っているように感じています。

 

毎週末、テニススクールに通う私ですが、今週末のテニスレッスンでは、私ももちろん白いウェアを着て気持ちを高めて練習に励みたいと思います。

 

後藤