チャレンジ

チャレンジ

イギリスのボーディングスクールでリモート学習が導入されて早1年が経とうとしています(昨年の3月頃から夏学期の学校閉鎖を予測し、ボーディングスクールではリモート学習の導入を始めていました)。最初はZoomやTeams等の使いなれないソフトウェアに慣れるのに先生も生徒もいっぱいいっぱいでしたが、半年もすれば慣れたもの。最近ではこのリモート学習をどれだけストレスなくこなすかに多くの学校が力を入れています。

その中でも特にポピュラーなのが「〇〇 チャレンジ」。このタイトルのついたメールを見ない日は最近ほぼありません。これは学校がある「お題」を出し、それに対して生徒達が(時には保護者も巻き込んで)その課題をこなしていくというものです。その中のいくつか特徴的だったものを紹介させていただきます。

Strava/マラソンチャレンジ:生徒達(親も参加!)がそれぞれ走った距離を合算し、それを寮ごとに競うもの(Stravaとは今人気のフィットネスアクティビティを記録するスマートウォッチのことです)。親御さんで運動不足解消になったとの声もありました。

Baby photo チャレンジ:生徒達が生まれた時の写真を集め、それをクイズ形式にして当てあうというもの。ある学校では2時間以上Zoomで盛り上がったとか!?

在宅仮装パーティー&3コースディナーチャレンジ:決められた日の夜に仮装&自分で考えた3コースの食事(前菜、メイン、デザート)を家族にふるまうというもの。大人にとってもかなりのチャレンジな気がします。。。

スターなりきりチャレンジ:映画、アニメ、歌手等、印象的なパフォーマンスシーンを10秒演じるというもの。

100チャレンジ:自宅にある同種類のアイテムを100個集めてそれを写真に収める。

実際のコロナウィルスに感染する人より、コロナ禍の生活からメンタル面の影響を受ける人のほうが多いと言われる今、学校の提案するユーモアあふれた「チャレンジ」は多くの生徒達が少しでも楽しんで夢中になれる瞬間を与えてくれるに違いありません。

鐵屋