ペットは家族の一員

ペットは家族の一員

先日たまたま、犬の「英国式」トレーニングが出来るというしつけ教室を見かけました。ペットは飼っておらず、飼う予定もないのに、「英国」といわれると、、、どうしても気になってしまいます!ウェブサイトを見てみたところ、イギリスで30年以上の歴史を持つ、しつけ教室と提携してその技術を日本で唯一提供しているところだそうです。

イギリス人と“犬”の関係といえば、エリザベス2世が生前可愛がっていたコーギーを筆頭にロイヤルファミリーとも関係が深く、私たちのホストファミリーも犬を飼っている家庭が大多数で、切っても切れない仲にあります。それゆえにペットとしての犬絡みの法律も沢山あります。その中の一つに外での振る舞いに関するものを見つけました。自分の飼い犬が他人を威嚇したり危害を加えたりしないように教育を施す義務があり、それゆえにしつけ教室に通わせることが推奨されているのです。

思い返してみればイギリスで出会った犬はどの子達も本当におとなしかったです。少しオシャレなレストランでふとテーブルの下を見ると静かーに座っているワンコ達。それもそのはず、そもそもイギリス人にとって、ワンコ達は自分たちの「家族の一員」ですから、食事に出かけるときも一緒です。レストラン側も当然のように受け入れ、水を出しているところを見たことがあります。きちんとしつけの行き届いたペットであれば、拒否する理由はありませんよね。飼い主は法律で規制されているからというよりも、家族の一員として一緒に外出した時に恥ずかしくないようにという感覚が強いのだろうなぁと感じました。

また一つ、イギリスと日本の感覚の違いについて考える良い機会になりました。

後藤