ホームシックのよさ

ホームシックのよさ

長い夏休みが終わり、新学期が始まりました。イギリスの9月は日本の4月に当たる新学年がスタートする時期です。すでに留学中の生徒はもちろん、今年出発した留学生にとっては初めてのボーディングスクール生活がスタートします。

ここで誰もが必ず直面するのがいわゆる「ホームシック」。人によってその度合いは様々ですが、「あ~家が恋しいな~」と思ったらホームシックのかかり始めです。万一の場合に備えて渡邊オフィスからの「処方箋」をぜひ参考にしてください:

症状:

かかり始めは家族や近親者を恋しく思う、「日本」がとにかく懐かしくほしくなる等。症状が悪化するとそのことばかり考えるようになり、落ち込みやすくなったり、前向きな考えができなくなるようになる。

本人の対処法:

とにかく忙しくすること!日本ではこうだった、自宅ではこうできた、と考える前に、イギリスにいるほうが楽しくなるような方法をひねり出しましょう。そんなことを考えている間にすぐ帰国日はやってきます!

保護者の対処法:

ホームシックは悲しい病気ではなく、お子さんが普段自分の住んでいる日本という国、いつも口うるさいなと感じている両親がこんなに大切な存在だったと気づいた証拠です!お子さんがもし泣いて電話をしてきたとき、1時間ごとにラインが来るようになったら、一緒に悲しむのではなく、むしろホームシックおめでとう!と思いつつ励ましてください。留学とは語学や文化を学びに行くだけでなく、初めて「1人」で生活することなんだと自覚した瞬間です。

人によりますが、ホームシックは留学中ある程度の期間は続きます。そんな時は「近い将来」の楽しみを作り、親子でそれを目標にがんばるというのはひとつの良い方法です。例えば次の冬休みはみんなで温泉に行こう!それまではお互いがんばろうね。などなど。ご両親のほうが「お子さんシック」にならないよう、それぞれの場所でお互いを思い合ってがんばる留学生活になりますように。

おだいじに。

 

鐡屋