出張あれこれ② ヨークシャー

出張あれこれ② ヨークシャー

今回の出張は、英国の北ヨークシャー地方での結婚式出席を兼ねて、主に北の学校を視察してきました。

英国を旅された方ならご存じと思いますが、晴れたかと思うと、雨・・かと思うと晴れ。よく虹がかかります。夕方行われた結婚式でも朝から良く晴れた素晴らしい日だったにも関わらず、式が始まるや否や雨! 披露宴は見渡す限り青々とした芝生が広がる公園に設置されたマーキーと呼ばれるこれまた巨大なテント。雨の中、ドレスアップした招待客はどうするの?との心配は無用のそれは慣れたものの英国人! 陽気な宴は夜中まで続きました。何がびっくりしたかと言えば、気が付いたら私が150人の招待客中唯一の外国人!今や80%が外国人と言われるロンドン市内はもちろん、英国の南部にいると他民族の集まりにすっかり慣れてしまいますが、そういえばヨークシャーに来てからほとんど外国人に会っていません。 移民が問題になっているイギリスですが、まだまだとっても「英国」が残っていることを再認識しました。

日本、特に東京からイギリスに行くと、時間がゆっくり流れていることをいつも感じますが、ヨークシャーはその上を行くように思います。 特にBoarding Schoolに子供を通わせる家庭の暮らしは長閑で、BBCの人気ドラマのDownton Abbeyの風景を彷彿させます。会話は乗馬、射撃、狩猟、魚釣りなど自然を相手に駆け回るスポーツが中心。子供も大人も一緒の家族、友人達を巻き込み、「みんなで楽しむ」ことが生活の中に良く溶け込んでいることが分かります。

この地方の学校に在籍している留学生もガーディアン家庭と一緒に休日を楽しんでいます。

これから寒くなりますが、赤々と燃える暖炉、一日中火が入っていてキッチンを温めてくれるAga(スウェーデン人によって開発されたイギリス特有のオーブン)など、ほっこりした時間は忙しいBoarding schoolの生活の息抜きになるでしょう。

 

渡邊