夏休みも中盤を迎えました。長期の留学生達は、我が家と日本を満喫していることでしょう。特にCE, GCSE, ALevelを終了した子達は、この勉強フリーの夏休みを謳歌しているに違いありません。
渡邊オフィスでは毎夏休みにグループ・カウンセリングを行っています。これは全英に散らばっている渡邊オフィスの留学生を学年毎に集めて、現状報告及び今後の「流れ」についてグループで話し合う会です。１ｸﾞﾙｰﾌﾟおよそ４～6名が集まりますが、ほとんどの場合同じ学校に在学している子はいません。 これは意図的にそうなっていると言うよりも渡邊オフィスが学校を選択する時に一人一人に合った学校をご紹介しているので、自然と子供達が全英の学校に散らばるからです。日頃、みんな自分の学校の事は分っていても他校のことをあまり知りません。また渡邊オフィスの留学生は学校で日本人同士固まる習性がないので、同胞の留学生が何を考え、何をしようとしているのかを知る良い機会であり、刺激になるはずです。学年によっても話す内容が違いますが、特に大学進学を控えている学年になると子供達もそれ以前より真剣に話に加わります。英国の大学進学は日本のように「どこの大学に行きたいか」が最初に来るのではなく、「何の勉強がしたいか」です。何万とも言える英国の大学のコースから1つを選び出すのは根気のいる作業ですが、GCSE、A levelと英国の学校で勉強してきた子達は、それぞれに自分のやりたい事を求めて真剣に考える季節と言えます。
この時期は丁度日本の学校の夏休みに入る時にあたり、サマー・コースへ参加する子供達が日本を出発します。文科省のターゲットである2020年からの小学校低学年への英語導入の影響もあってか、「海外」を教育の視野に入れる親も増えてきています。まずはサマー・コースでお試しをして、本人が其の気になれば、正式な長期の留学へというのが、先を考える親御さんの傾向です。今年も30人弱の子供達が2－4週間を英国の学校で過ごす予定です。
渡邊
