大阪行ってきました

大阪行ってきました

去る11月7日に、大阪で「世界のボーディング・スクール説明会&個別面談会」を開催しました。同業のEDICM海外教育コンサルタンツ(主にアメリカ、カナダ、スイスの留学を専門に扱う)さんとのコラボです。ほんの数組ずつの参加者でしたが、担当の嵐さんと約30分ずつレクチャーを受け持ち、質疑応答も活発に行われました。普段扱わない国の説明を聞くのは新鮮で、今さらながらアメリカ文化はイギリスから伝播していったものがベースになって定着したものが多くあるということも認識しました。でも、スライドで見るボーディング・スクールは、アメリカのそれのほうが伝統を感じさせつつ明るくアカデミックなムードで、むしろイギリスのそれより魅力的に見えたりするから不思議です。もしかしたら、「イギリスは古い」と思われがちなイメージを払拭しようと、私は無意識に「モダン」な写真ばかりを選んでいて、そのためにイギリスのボーディング・スクールの伝統と格式あるイメージをお見せできていなかったのかもしれません。蔦のからまる校舎をもう一度見直してみます。

さて、この説明会の会場で設営に汗を流している時、一人の長身の男子が姿を現しました。渡邊オフィスの大阪出身のOBの一人です。手には菓子折りを下げ、にっこり笑顔です。今回、体験者としての参加を誘ったのですが都合が悪く、それを気にして開催前に顔を出してくれたようでした。手こずっていたプロジェクターの接続を手伝い、参加者と2、3言葉を交わして「じゃぁ」と爽やかに去って行きました。嬉しい突然の来訪者でした!彼との音信が復活したのは、7月の30周年記念パーティがきっかけです。この説明会をもって、ついに一連の渡邊オフィス30周年イベントは終わりました。この1年間、しんどかったけれど記念や思い出、そして復活した絆がたくさん残りました。

今は新規出発の留学生の準備も本格化し、来年のサマーコースの資料も揃い始めているところです。オフィスは相変わらずの慌ただしさですが、なんとか元気に2010年に気持ち良く別れを告げられそうです。

山岸いつみ