嬉しいひととき・・・

嬉しいひととき・・・

渡邊オフィスのセミナーには毎年、元留学生数人に出席してもらい、彼ら・彼女らの体験談を中心に留学によって自分がどのように変わったかのプレゼンをしてもらいます。参加者の皆さんもこのプログラムを楽しみにしていらっしゃり、大変人気がありますが、もしかして一番楽しみにしているのは私かもしれません。

留学前のもともとの彼らを知っているだけに、まさに親の心境です。「こんなに立派になって・・・」と感激もひとしお。特に何年も会ってないと、見かけはオバサンやオジサンに近くなっている「子」もいますが、よーく数分顔を見ていると、昔の面影が見えてきます。

小学生からプレップ・スクールでスタートした時は「親が行けって言ったから」とにこりともせずに語っていた子が「島流し留学」と笑って語る様々な経験は話題性に富み、彼を一回りも2回りも大きく見せます。みんなの話は一様に面白く、観客を飽きさせません-それがそもそもプレゼンでの必須事項ですが、それが自然に身に付いています。

もう一つ、最近顕著なのが、彼らのキャリア構成です。今までの日本のように「優秀な大学を出て優秀な会社に入って安定のある生活を築く」という感覚ではなく、あくまでも自分がやりたいことを追求し、その先にあるかもしれない変化に対してまったく心配をしていません。これは他人の「看板」で生きる人生ではなく、あくまでも自分の力で進んでいく人生であり、それが出来るのは自分が対応力に自信を持っているからこそでしょう。渡邊オフィスは留学において「光る自分探し」をずっと追求してきました。幸福度は人により様々ですが、彼らの「光っている」顔を見ると、心から幸せな気分になります。

さらに嬉しかったのは、忙しいセミナー中にみんなが競って手伝ってくれたこと。Boarding schoolの習慣である「自ら他を助ける」精神がしっかりと生きていました。

本人も覚えていないような昔話を私がすると、「渡邊さんは良くそんなに覚えていられますね!」と驚かれますが、別に記憶力が高い訳でもないのに、なぜかお世話した子供達のことは忘れられません。「間違って私に結婚式でのスピーチを頼むと、全部暴露しちゃうぞ!」と脅かしました(笑)みんな適齢期でどんな伴侶を得るのか・・それも楽しみです。

 

渡邊