世界中で不幸な出来事が多く、どこにいたら危険を回避出来るのかが読めないと同時にこの状態に徐々に慣らされてきていることへの恐怖も感じざるを得ません。 そんな一年でしたが、雪で飛行場への移動が難航した者もあった中、渡邊オフィスの留学生はみんな元気で帰国してきました。感謝です。
今年初めて留学した生徒にとってはこの冬休みが最初の一区切り。指折り数えて帰国の日を待ちわびたことでしょう。 ほとんどの新留学生は英語そのものを学ぶ苦労の上、授業中に発言を即されるイギリス的なやり方や、限られた時間にこなさなくてはならない宿題に大いに悩んだことと思います。こんなことにも日本で親しんできた方法とかなり違うことに戸惑ったことでしょう。日本のように授業は先生の言うことを静かに聞いてノートを取るという形ではなく、クラス全員が意見を言い合い、分からないことを分かるようにする時間であるという認識を持つまで時間がかかります。 これが上手く出来るようになると、授業は各段と面白くなり、「勉強は授業中にする」という当たり前の習慣が身に付きます。
宿題すらも自宅でしていた時のように何時間もかけられず、集中して終わらせなければなりません。これら日々の行動こそが他の時間をスポーツ、音楽など自分の他の楽しみに使える時間を確保する鍵なのです。
ワークライフバランスという言葉が日本でも横行していますが、これはワークをしっかりこなし、自分の時間を作るということで、やるべき事を減らして楽をすることではありません。まさにBoarding schoolの生活そのもの。しっかり時間内に勉強をすることを身に着けることは将来の生活でのバランス基盤になることでしょう。
・・・というわけで、冬休みは大いに楽しんでください。また新学期に頑張る力を養うための休息の時間です。
皆さま、良いお年を。
渡邊
