暖房事情

暖房事情

3月に入り、東京では少しずつ気温が上がってきましたね。ちらほらと梅の花も咲いてきて春の訪れを感じますね。しかし私以外の全員が寒がりの我が家では未だに暖房が大活躍しています。定期的に暖房器具が買い足されていて、数えてみると6種類もありました。

まずは普通のエアコン。すぐに部屋が温まり、私はこれだけで充分なのですが、外があまりにも寒かったり、雪の日などには効きにくいのが難点だそうです。そしてその他には遠赤外線ヒーター、アラジンストーブ、小型オイルヒーター、浴室暖房機、カセットボンベ暖房があります。

家族は嬉々として 用途や部屋によって使い分けていますが、正直電気で動くもの以外は燃料の補充が億劫です。灯油は重いですし、カセットボンベ暖房などはボンベ1本で1時間程度しか持ちません。更にボンベはゴミも増えます。

どれも一長一短な中、私はイギリスのセントラルヒーティング(温水ラジエーター)が大好きです。欧米では一般的なのでご存知の方は多いと思いますし、日本でもガス会社などが取り扱っています。鉄のパネルやパイプの中にお湯を流してあたためる暖房で、サイズも形も各部屋に合わせたものが設置されています。ガスや電気でお湯が沸き、暖房ごとについている栓を開ければ使えるので燃料補充の手間もなく、火を使わないので安全です。私のお気に入りはお風呂場によく設置されているタオルかけ型のラジエーターで、脱衣所を温めつつ、タオルもかけるだけですぐに乾きます。

この素晴らしいセントラルヒーティングですが、難点は油断すると光熱費が跳ね上がる事です。特にイギリスでは光熱費が契約によっては数ヶ月に一度しか請求が来ないため、使いすぎに気づいたときは膨大な額になっていることも。実は渡邊オフィスのスタッフにもイギリスに滞在していた当時これで高額請求に見舞われた者がいて、冬の温かさの代償に春はしばらく質素、そして厚着で暮らしていたそうです。

 

長須