転勤は一遇のチャンス

転勤は一遇のチャンス

渡邊オフィスは留学をお世話するのが主流ですが、時々転勤のご家族の子女の教育の相談を受けます。しかしこれだけ日本のグローバル化が騒がれる中、海外転勤されるご家族はかなりの数に上るはずですのに相談の数はそれほど多くないことがとても不思議です。

海外転勤される方々の多くが以前に外国で住まわれたあるいは勉強された経験がある昨今、外国で得られた語学力なり、価値観の違いを認識することが仕事の上で大いに役に立つということを実感されているに違いありません。 ですから、年齢に関わらず、躊躇なしにお子さんを同伴なさるであろうと考えるのですが・・

いかに留学が多くの子供達に多大なメリットを与えると分かっていても、留学はどうしても大金がかかりますから、誰でもが出来ることではありません。 しかし、海外転勤の場合はほとんどの企業が子供の教育費の多くを負担してくれるはずですから、こんな素晴らしいチャンスはないと思います。

もう一つ疑問に思うのは、お子さんを同伴された時の学校の選択です。日本において学校受験にこれだけエネルギーと神経を使う日本人なのに、せっかく優良な学校群がある国に行くにも関わらず、とりあえずどこかの学校に行けばよいと考えている方々が多いことにも驚きます。たぶんあくまでも日本の学校が主体で、海外は「仮」の場所ということなのでしょうか。 かなり昔ですが大変お世話になった方がロンドンに転勤になった時、娘さんをロンドンでいわゆる「適当」な学校に入れたとお聞きし、とても残念でした。どのように探したのかをお聞きしたところ、それこそ住まいの近くの適当な学校に入れたとのこと。まだ私の力が足りなかった頃のことです。今だったらお世話できたのに・・と悔やみました。しかし、状況は今もあまり変わっていないようです。 それが「仮」であってもせっかくのチャンスをもっと生かされたらよいのにと思わざるを得ません。

日々「留学をしたい」と考えるご家族の相談を受けている立場だからでしょうか、イギリスに転勤されるご家族にも是非ともこの機会にイギリスの素晴らしい教育を味わっていただきたいと思います。

 

渡邊