Friday Night Bliss
9th Aug 2019
最近イタリアやイギリスの友達のFacebookを見て、週末や休暇の過ごし方が、明らかに今の自分の生活とは時間の流れが違う!と驚愕しました。
思い起こせば私は、子供の頃父の赴任でイタリアやイギリスへ行っていた間、一番好きだったのは初夏の金曜日の夜でした。
とりあえず次の日に提出するべき学校の宿題は無く、レストランや自宅の屋外の中庭で夜遅くまで、わいわい大人達がワインを片手に料理や会話を楽しむのを、私は隅っこでデザートを食べながら、ゆっくりとした時間の流れを感じながら聞いているのは、至福な時だったと懐かしく思い出しました。
実は私はそのような場でかなりの英語やイタリア語を拾って覚えたので、食事を共にすることは語学の習得の為にも大切だと改めて感じています。
ボーディングスクールでは三食を共にするので効果抜群ですね。
ちなみに日本に帰国して社会人になってからは金曜日の夜は、来たるべき月曜日を想像して気が重くなり、家庭を持って子供が出来てからはもはや365日休んだ気がしないまま、日本の忙しい生活ですっかり忘れていた記憶です。。
日本、特に東京では、ヨーロッパのように気持ち良く屋外で過ごせるような気候の時期も限られていて、更にアイビーの絡まる涼しい石造りの中庭がある中世建築の建物や、または美しい自然の景観も少ないこともその様な文化が発達しにくいのでしょうか。
このブログの記事を書くにあたってスタッフに何かあるはず!と言われ(笑)必死に記憶の地層を掘り起こしてみると、以外と大人になって忙しい日々で忘れ去られていた、貴重な宝物のような思い出が沢山出てきました、、同僚に感謝です(笑)
これを機にもっと根本的な意味で「人生を楽しむ」事と、イギリスとイタリアで教わったことも忘れないように、日本でも素敵な週末の食卓の過ごし方を考えようと思い直しました!
縄田