いつの時代にも
18th Jun 2021
先日、ボリスジョンソン首相が結婚したことを発表しました。3度目ということには驚かされたものの…暗いニュースが多い中で、明るい気持ちになるおめでたい事ですね。
首相が在任中に結婚するというのは約200年ぶりとのこと。200年前と言えばナポレオンがヨーロッパ中を制圧、ロシアに攻め込みましたが冬将軍の訪れと共に、ナポレオンの転落が開始。あれよあれよという間に、戦争は終わりを告げましたが、ナポレオンによって広められた自由主義的な思想はヨーロッパ中に根付き、近代の訪れを感じた時代でした。
当時の首相はロバート・ジェンキンソン。リヴァプール伯爵家の2代目です。激動の時代を率いた首相は名門パブリックスクール・チャーターハウスの出身。彼の在学中はもちろん長い間、イートン・ハロウに並ぶ名門男子校でしたが、今年9月から完全な共学校になります。名門男子校が共学化するということで大きな話題です。一方、ボリスジョンソンの出身であるイートン校は男子校を保っています。
コロナという激動の時代を率いる今の首相も200年前の首相もパブリックスクール出身。イギリスの長い歴史の中に、パブリックスクールがあることを感じます。
後藤