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「イースター」をマスターする その2

3rd Apr 2020

先週に引き続き、イースターにまつわる謎をもう一つ。

 

すでに数年留学していると気づいた方も多いと思いますが、毎年冬休みと夏休みの日程はほとんど変わらないにも関わらず、春休みの日程だけは予測しづらい、ということ。その理由は、イースターの時期によって春休みの期間が変動することにあります。

 

聖書には、キリストはユダヤ暦の「過越(すぎこし)」と言われる時期に復活したといわれており、これは現代の「春分の日の後の、最初の満月の日」となるそうです。よって今のイースター(Easter Sunday)は移動祝日として、「春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日」と決められています。イギリスのようにキリスト教が優勢な国においてはその翌日の月曜日(Easter Monday)もお休みとなります。

 

よって一番早いイースターは3月22日、一番遅くて4月25日と大きな幅があるため、今後も春休みの日程は注意深く見ておく必要があると言えるでしょう。ちなみに次に3月中にイースターがあるのは2024年、4月末になるのは2038年だとか。

 

今年は新コロナウィルスの影響で、イースターどころか花見や卒業式、入学式等のお祝いがすべてなくなってしまいました。明るいニュースの「復活」にはもう少し時間がかかるのかもしれません。

 

鐵屋