クリスマスの12日間
20th Dec 2019
12月に入り、毎日アドベントカレンダーをめくるのを楽しみにしている留学生(又はその親御さんも!?)は多いはず。クリスマスは25日で終わり、どちらかと言えばその前までのカウントダウンを楽しむ、というのが現代の傾向ですが、クリスマスがより宗教強かった1700年代は、この25日から12日後の公現祭(イエス・キリストの顕現を記念する祝日)までを祝うことが本当のクリスマスのお祝い方法だったようです。
これを調べるきっかけとなったのが、最近息子が覚えたクリスマスソングの一つ、「クリスマスの12日間」。1780年にイギリスで作られた歌だそうで、自分自身も中学生の頃に英語の授業で習ったことを思い出し、歌詞の内容を改めてみるとびっくり。ある女性(おそらく)がクリスマスの日から12日間、恋人からもらった贈り物について歌っているのですが、最終日にはとんでもないことに:
クリスマスの12番目の日に私の恋人が私にくれた
On the twelfth day of Christmas, my true love sent to me
12人の太鼓を叩いている鼓手 twelve drummers drumming
11人の笛を吹いている笛吹き eleven pipers piping
10人の飛び跳ねている貴族 ten lords a-leaping
9人の踊っている貴婦人 nine ladies dancing
8人の乳搾りしている女中 eight maids a-milking
7羽の泳いでいる白鳥 seven swans a-swimming
6羽の卵を生んでいるガチョウ six geese a-laying
5個の金の指輪 five golden rings
4羽の鳴いている鳥 four colly birds
3羽のフランスめんどり three French hens
2羽のキジバト two turtle doves
そして1羽の梨の木にいるヤマウズラ and a partridge in a pear tree
どんな貴族がどんな貴族に贈ったプレゼントなのか、鳥がいささか多すぎるのではないか?(笑)、こんな大勢の家来をどこに住まわせた!?等、架空の歌にせよ、笑いと夢がいっぱい広がるクリスマスらしい歌ですね。
留学生にとって冬休みはクリスマス、年末年始が終わったと思うとすぐに春学期が始まる、忙しくも家族とじっくり過ごせる大事な時期です。楽しいおしゃべりとおいしい食事でしっかりと心と体の充電をしてください。そして皆さんにとって2020年がよい一年になることを心よりお祈り申し上げます。
鐵屋