春の主役
13th May 2016
春と言えば、イギリス人が太陽の日差しの次にこよなく愛するものがあります。それは「アスパラガス」です!
日本のスーパーでも春先からお目見えするアスパラガス。最近は外国産の太めのものからホワイトアスパラガスも容易に手に入るようになってきました。日本人にとっては春の食材のひとつぐらいの認識ですが、イギリス人にとってアスパラガスはまさに日本で言う桜の開花宣言ほど重要な春のサインなのです。
↑こんな公式サイトがあるぐらいです。
なぜそんなにイギリス人はアスパラガスに執着するのか、個人的に分析してみました。
■4月末から約8週間しか食べる事ができない!現在どんな野菜もほぼ通年食べる事が出来る中、この時期のみしか食べれないという希少感がイギリス人の心をくすぐるのでしょう。
■春の唯一のイベント!?日本で春と言えば、「桜」、「卒業」、「入学」等様々なキーワードが浮かび、加えて山菜、いちご等の野菜から魚介類まで豊富な春の食べ物がありますが、イギリスでは9月が新年度のため、こういったイベントもなければ(春の大掃除ぐらいでしょうか。。)、春野菜はほぼすべて初夏(6月頃)となります。
■長ーい冬の終わりアスパラガスの芽が出て来たことは、太陽が出て来た証拠!
わたしのガーディアンさんも近くの農場で買った採れたてのアスパラガスを自慢げに調理してくださったことを思い出します。アスパラガス用の縦長の鍋が欲しい(実際に売っています↓)とぼやいていましたが、フライパンで茹でれば(アスパラガスを寝かせて)よいのに・・・とは当時言えませんでした!
鐵屋