Back to Blog Top

英国的柔軟的思考

13th Mar 2015

今週のNewsweekで興味深い記事を見つけました。イギリスが中国人の観光客を増やす為、国内の観光名所の中国語名称を中国人に親しみやすいよう変更し、かつ新名称を公募するという奇策を打ち出したそうです。

例えば、紳士服店が並ぶ通りで有名な「サビル・ロウ」は「首翁定制街」=「金持ち向けの特注商店街」、ウェールズにある世界一長い名前の村:「Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogoch」は「健肺村」=名前を言う為に大量の肺活量が必要なため、など少し冗談ともとれる名前がこれからもっと出てくるようです。もしかすると「ハリーポッターワールド」は「魔術世界園」とか、ストーンヘンジは「奇怪的岩」なんていう表示が、今後イギリスの道路や駅等で見られるのかもしれませんね…

以前日本に来た外国人に、日本語でのみ書いてある標識や案内を見てなぜ英語でかかれていないのかと言われたことがあります。英語=公用語というイメージなのでしょうか。英語が母国語である人たちは、他国に行っても英語が通じることが当然と考えていることに少し苛立ったのを覚えていますが、これからはそれが中国語で起こる可能性は否定できません。

イギリス人はプライドが高いイメージが強いですが、実は歴史上移民を多く受け入れたり、植民地化した場所でもその国と人々の習慣や生活を尊重する、柔軟性が高い国民です。逆に日本は鎖国を良い例に以外と内向的。日本人の、そして特に今後将来を担う若い世代の頭を柔らかくするためにも、今後ますますイギリス留学をお勧めしたいと思います!

 

鐵屋