Back to Blog Top

はじめまして

18th Jul 2014

先月から、渡邊オフィスに仲間入りしました。私自身、学生のころからずっとイギリスという国に興味を持って、長い間気にかけてきました。遠回りしましたが、はじめて“好き”と思えることとお仕事が結びついたようで嬉しく思っています。

私の場合、最初に興味を持ったきっかけは「英文学」。高校生のとき、初めて出会ったシェイクスピアの言葉の魔法やディケンズの壮大な人生描写、オースティンの人間観察、それからピーターラビット、メアリー・ポピンズ、ナルニア国物語などどこまでも広がる空想の世界には、本当に心を揺さぶられすっかり魅了されました。

だから、そんな文学の宝庫の国に足を踏み入れたときの感動は、また一入でした。ロンドンの街を歩けば、小説で読んだシーンがそっくりそのまま映し出されて、気持ちはすっかりヒロインになりきったり。田舎の町にホームステイしたとき、部屋のクローゼットを開けるとそこから本当に別の世界が始まりそうで、お庭からひょいと不思議な動物があいさつしながら登場しそうで、わくわくが止まりませんでした。

生徒の皆さんの学校からの案内や学習内容を読んでいると、そんな懐かしい小説のタイトルなど目にすることが度々あり、こっそり笑顔が出てしまいます。いつの時代も文学が大切に扱われていることが分かります。イギリスには、ひとつのものさしだけでは決して測れない、時空を超えた奇想天外な物語が、いつも生活と共にあるように思います。そんな見方で滞在を楽しんでみるのも、また一つ面白い味わい方かもしれませんね。

 

寺岡

 

イギリスのボーディングスクールは多くの偉大な文学者を輩出しています、その一部をこちらでご紹介