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White Christmas

24th Dec 2010

14年振りの寒波と大雪が留学生の帰国時期に丁度重なり、英国の天気予報にヒヤヒヤの毎日です。雪こそ降らなくても濃い霧などの影響を多く受ける英国の冬の航空機の発着の乱れは名物で、きっと冬に旅行なさった方は、遅延に悩まされたことがあると思いますが、今年の雪はそんないつもの英国とのんきなことを言っていられない状態で、日本事務所のスタッフは時差と睡魔との闘いで、連日連夜その対応に追われています。 今冬の異常気象では、生徒だけでなく、先生方が出勤できずに英国全土で7,000校が閉校になり、早々とクリスマス休暇に入った学校もありましたが、Boarding schoolはそうは行かず、学期最後の日までしっかりとありましたので、本日付でまだ帰国できていない生徒が数人います。 この降り止まない雪を恨めしく思いつつ、新年には少しでも気温が上昇してくれることを祈っています。

この騒ぎの中、実際の英国人の生活環境はどうかというと、郵便・交通事情がただでさえ悪いこのクリスマス時期に追い討ちをかけた形で、すべてがスローダウンしているにもかかわらず、「仕方が無い」ことと受け入れ、人々に焦り感がないところがすごい!? 日本ですと、「雪にもめげず・・」というPositiveと言っていいのか、無理矢理の正義感なのか、人々は通常の生活を維持しようとしますが、英国的感覚ではどうもそこは無理するところではないようです。 列車の乱れは昔と同じでほとんど改善策をとっているようには見えませんが、今はインターネットもメールもありますから、返って「無理」して出かけずにこの「仕方の無い」状態を受け入れ、家でゆっくりと雪でも眺めて・・ということのようです。

外国のホワイトクリスマスは確かに絵になりますが、結構そう上手くはいかないもので、良くも悪くも毎年起こるわけではありません。 でも今年はその恩恵?を受けられることだけは確実。 ちなみに恒例の「ホワイトクリスマスになるかならないかの賭け」は今年は廃止とのことです!

Merry Christmas !

渡邊和子