田部井祐介
25th Jan 2007
Q 毎日あれだけサッカーやスポーツの練習をしながら、よく勉強ができましたね。特に英語?
A 日本では、授業やサッカーなどの練習で朝から夜遅くまで、学校にいたので、家での勉強は殆どできませんでした。そのため、授業で習ったことはその時に覚えるように集中力を上げて努力していました。特に英語は好きな科目だったので、授業中より集中していました。
Q イギリスはサッカーの本場と言われますが、日本でプレイしていた時とどう違いますか? 勉強や生活にもその違いが現れていますか?
A イ ギリスでは、サッカーという文化が国民全体に広まっていて、友達同士の会話でも頻繁にサッカーの話題で盛り上がります。プレーの面では、日本ではたいてい の場合は型や戦術などを重視する傾向があるけれど、イギリスでは自由を強調する傾向があると思います。そういうこともあり日本の高校に1年間いたころはよ く失敗を恐れびくびくしながらプレーをしていましたが、イギリスではのびのびプレーしています。勉強面でもイギリスでは日本より多少ゆったりしていて自習 の時間もとれました。やはり自分に任されているところがあるので、自主的に勉強しなければという感覚を持っていました。
Q イギリスの受験のシステム(UCAS)、つまり大学の合格条件をもらってAレベルを取得するというやり方をどう思いますか?
A 一 番のよい点としては、きちんとした目標ができることだと思います。日本ではたとえいい点数をとったとしても、他の生徒の点数次第では不合格ということもあ るけれど、イギリスでは大学がAAAを要求してきたらAAAをとれば必ず合格できるし、モチベーションの面でも有利だと思います。日本では、好きではない 科目も必修でしたが、イギリスのAレベルは自分でやりたい科目を選択でき、勉強に励みやすかったです。
福岡県の私立高校2年の6月から留学。約2ヵ月半の語学研修を経て、共学ボーディング・スクールのYear 12に編入。
現在、Loughborough Universityでスポーツ科学を専攻。