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英会話の前にやるべきこと

20th Oct 2023

文科省は中学高校の英語教育で対話型人工知能(AI)を導入すべく、今年の9月から実証事業を始めています。初期段階として、生徒のレベルに応じて自動で受け答えするAIソフトを生徒が自宅学習をする際に英会話の練習として使用し、その効果を実証していくそうです。ソフトは生徒の会話内容や目線の動き、表情などを感知し、生徒のレベルに応じた会話ができ、例えば質問に対して戸惑いがあると「緊張しないでね」、や違う質問で助け舟をだしてくれるとか。…これ、果たしてうまくいくのでしょうか。

「会話はキャッチボール」、とよく言いますが、まさにお互いがお互いを気にしあい、相手に思いを伝えると同時に相手の思いを理解することが会話です。ただしこの相手がAIになった時、わたしは果たしてこのAIに対して思いやり、興味を持って話すことができるか自信がありません。AIに自分は猫が好きだと伝えた時、AIは私を気遣って好きな猫の種類を聞いてくれるかもしれませんが、わたしはAIの猫の趣味に興味はないため、結局自分の話ばかりをしてしまう一方的な会話、どちらかといえば「バッティングセンター」的な会話になるような気がしてなりません。

そもそも日本人は「英会話」ではなく、「会話」自体が苦手な国民です。英語が話せる前に、根本的な会話力をつけるには…!? 

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鐵屋