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1時間の憂鬱

13th Sep 2019

9月はイギリスの学校の年度始まり。今年も渡邊オフィスから十数名の新入生がそれぞれのボーディングスクールへ入学しました。

 

桜が舞い、暖かくなる日本の新学期とは逆に、枯れ葉が散ってどんどん寒くなるイギリスの新学期。当時は冬が近づくにつれ、日が暮れるのが早まることがあまり好きではありませんでした。そして渡英後最初の年にもっと驚いたのはなんと年に2回、時間を1時間、進めたり戻したりすること。

 

太陽が出ている時間帯を有効に利用する目的で、イギリスでは第一次世界大戦中の1916年にサマータイムが実施されたのが始まりだそうです。ところが最近になり、省エネルギーの効果が乏しく、健康に悪影響がある等の理由でサマータイムを廃止する動きがヨーロッパを中心に盛んです。

 

イギリス政府は2021年をめどに、このサマータイム制度の廃止を検討していますが、問題は「サマータイム(1時間進めている状態)」と「ウィンタータイム(1時間戻している状態)」のどちらを採用するか。

 

わたしは断然サマータイムに一票です。イギリス大学時代、朝暗いうちに実験室へ行き、夕方出てきたらもう暗い、という生活がトラウマなのかもしれません(笑)留学生の新学期を少しでも「明るく」するためにも、サマータイム維持をサポートしたいと思います!!(時計をうっかり変え忘れて寝坊&遅刻!というリスクも全国的に減ること間違いなしです!)

 

鐵屋