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英国の電車事情

8th Feb 2019

「今日は電車が遅れて会社に遅刻した」、「線路が故障し、電車がキャンセルになった」等の「電車トーク」は、イギリス人にとって天気の次に出る話題と言っても過言ではありません。

 

ガーディアン紙によると、イギリスでは過去4年間の列車の運行状況が史上最悪だったことを受け、鉄道運営機関は2019年4月までの業務改善を命じられたとか。

 

常に時間通りかつ安全な日本の鉄道事情に慣れている私たちにとって、イギリスのそれには驚くことばかり。そもそもイギリスの鉄道システムはなにがそんなに日本と違うのでしょう。東洋経済の分析によると、大きな理由は3つ:

①   定時性を確保できる無理のないダイヤを組むことについて、イギリスの場合、特に朝ラッシュ時はどの列車もあまり余裕時間を取っていないように見受けられる。

②   乗務員の健康管理や、十分な交代要員の確保などができていない場合がある。

③   イギリスの鉄道は、列車運行(各鉄道会社)とインフラ管理(100%政府出資のネットワーク・レイル社)が別々に行われているため、例えば鉄道会社が線路改良を望んでも、自社で迅速に対応することができない。

 

②に関しては日本ではにわかに信じがたいことですが、イギリスの場合はもし乗務員が列車の発車時刻に間に合わなければ列車は運休になったり、乗務員が駅に到着するまで待たなければならないことは比較的日常茶飯事です!

 

渡邊オフィスでは、これまで留学初期の生徒はもちろん、ベテラン留学生においても最終学年頃になるまで公共交通機関の使用は認めていません。遅延を始めとしたトラブルは大人でも対処が難しいため、日本の事情とは十分違うことを理解することが大切です。ただし、遅延に対して苛立たず、ジョークにして笑い飛ばずイギリス人の寛容さだけはぜひ真似したいところです!

 

鐵屋