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予防接種の救世主

14th Dec 2018

11月後半頃からボーディングスクールでもインフルエンザ予防接種の案内が増えてきました。しかし、最近になってその内容に変化が!?今までは当然のようにインフル予防接種=注射でしたが、それが今は「鼻スプレー」というオプションが大多数を占めるようになってきたのです。

 

現地のお医者様に問い合わせたところ、衝撃的な事実がわかりました。

インフルエンザワクチンは、従来「不活化ワクチン」=注射、が主流でしたが、2003年に米国で承認された「生ワクチン」が2011年に欧州でも承認され、英国では2017年より使用ができるようになったとのこと。そしてこの「生ワクチン」は、鼻の粘膜に生きた弱毒化インフルエンザウィルスを噴射する方法で投与するため、実際の感染により近いことから、不活化ワクチンより強い免疫効果が期待されているといういうのです!特に小さい子供への有効性は不活化ワクチンよりはるかに高いそう。さらにこの生ワクチン、鼻の入り口に少しだけ液体を噴射し、10秒待つだけという痛くも痒くもないもので、注射が大嫌いな人にとってはまさに救世主!!

 

しかし日本ではまだ聞き慣れず、なぜ日本に広まっていないのかを聞いたところ、おそらく日本の製薬会社が独自に開発を進めるべく、輸入を規制しているのだとか!?真実の程はわかりませんが、留学生にとっては朗報です!学校から鼻スプレーの案内があれば「ラッキー!」とばかりに必ずイギリスで受けるようにしてください。(*注)

*注 予防接種を行わない学校もあります。また、卵アレルギーのある方はこの鼻スプレー接種を受けることができないのでご注意ください。アレルギーの有無に関わらず、希望をすれば従来の注射での接種も可能です。

 

鐵屋