チャイム
15th Sep 2017
皆様お馴染みのビックベン。言わずと知れたイギリスの超有名観光名所です!
実は、ビックベンとは、あの時計塔(エリザベスタワー)ではなく、塔の中にある、大きな鐘の事であることをご存知でしょうか?あの荘厳な音色を後世まで保てるよう、2017年8月21日から2021年までビックベンの改修工事が行われることになりました。
あの音色「キーンコーンカーンコーン」といえば、日本の学校のチャイムとしてもお馴染みです。日本と同様、当然のようにボーディングスクールにも授業の始まりと終わりを告げるチャイムがあるかと思いきや、なんと!実はないことがほとんど。各教室にある時計と腕時計で時間を管理します。
そもそも、日本の場合、生徒は基本的に教室の移動はなく、各科目の教師が自分たちのいる教室に来て下さいますが、イギリスのボーディングスクールの場合は、生徒が各科目の教師のいる教室に移動します。(その様子はハリーポッターの劇中で、走って移動している姿からも分かりますね。)
それに加えて、チャイムが無いわけですから、それぞれが時計を見ながら、授業に必要な道具を持って、広大なキャンパス内を、先を見越して無駄のない動きをする術を自然と身につけていきます。
ボーディングスクールのように、教えてもらう立場であり体力が有り余っている生徒の方が移動して、自分で時間管理するというのも理にかなった一つのやり方だと思います。イギリス流のやり方を知ることで、日本で『当たり前』と思っていたことを違う角度から見ることが出来るのも留学の一つの魅力です。
後藤
※最近のビックベンの様子