Mrsが先か?Mrが先か?
28th Apr 2017
イギリスからお手紙やレポートで、夫婦の名前が併記される場合、『Mrs. ○○ and Mr. □□ ・・・』と、妻の名前が先にかかれていることがあります。
日本であれば常に夫の名前が先。些細なことかもしれませんが、こんなところからもレディファーストの国なのだなぁと私は感じていました。でも、よくよく見ると、Mr.が先の事も多々あり、手紙の他に学校へ提出する書類は、父→母の順で記名することが大多数。実際のところ、どういう風に使い分けているのでしょうか。
リサーチしたところ、結婚式の招待状や、より夫人の方が親密な関係の場合など、女性が主役となる時の場合、Mrsを先に書くそうです。例えば、ガーディアンファミリーを訪問した際のレポートは、夫人の名前が先に書かれていることが多数です。実際に留学生を迎え、お世話をしてくださるのは夫人で、現地スタッフが訪問した際も主に夫人と話していることを意味していると理解できます。とても理にかなっていて、男女の役割を表明しつつ、女性を同等に扱っているように私は感じました。
何かにつけて男性が優位の古風な日本ですが、同世代を見渡してみると、例えば、保育園の送り迎えや掃除等、積極的に家事をする男性が増え、昔からの慣習が変わりつつあります。このままの勢いで、夫人の名前が先に来る世の中が近い将来あるのではないか、と密かに楽しみにしたいと思います。
後藤