イギリスはお天気がいまひとつでした
29th May 2015
月曜日にイギリス視察の出張から戻りました。例によってボーディング・スクールのある‘へんぴな’所ばかりを周ったため、新しいロイヤルベイビーのグッズといったものには触れる機会はありませんでした!おまけに宿泊したホテルのほとんどが完全なる携帯「圏外」か、WiFiが使えないという環境だったのも、イギリスの田園を象徴しているようでした。
学校を視察する時は、たいてい午前に1校、午後に1校訪問となります。どうしてもお昼時間を挟んでの移動になりますので、今回も昼食を食べたのは一度だけ。ある日、どうしてもお腹が鳴るので、次の訪問先で恥ずかしい思いをしないように、移動中の車の中で携帯していたカロリーメイトを食べようとしたのですが、思い留まったことがありました。なぜか?乗っていた長距離タクシーは、渡邊オフィスの留学生たちが頻繁にお世話になっているタクシー会社さんの車。こちらはドライバーさんのケア、車のグレードの良さで私たちが全幅の信頼を置く会社さんです。今回お世話になったドライバーさんもきっちりネクタイ、バリッとしたシャツの装い。髪一本落ちていない、ダッシュボードにも手垢一つもついていない、最上級に清潔な車内は、乗車の時に自分の靴の汚れをチェックしたほどです。そんな車内に食べカスでも落としたらドライバーさんを不機嫌にさせること間違いなし、と踏んだのです。結局、次の訪問先ではお茶をいただく時間もなく、すべて終わった時点では飢餓状態。(笑)
さて、そこからロンドンへ向かうため、最寄駅へ向かいました。駅の売店は閉店したばかりで、かろうじて入手できたのはホームの自販機で買ったTwixとポテトチップス。乗り込んだ電車は、座席のテーブルはコーヒーをこぼした跡、シートにはビスケットの欠片、床にはバーガーを包んでいた紙ごみが落ちていたりして、「座ってもOK」な座席を探すのに1車両の半分くらいは歩きます。そこにどっかり座って、何の気兼ねもなくポテトチップスとチョコレートバーをほうばりました。2時間前に乗った超クリーンなアウディも、明らかに清掃が必要なこの電車も、どちらもイギリスなんですから不思議です。
今回も、やはりハイライトは会ってきた渡邊オフィスの留学生たち。日本よりうんと楽しそうな表情に会えたのが何よりでした。いやー、飽きません、この仕事!
山岸いつみ