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虹の覚え方

17th Mar 2023

ここ最近、イギリスでは雪が降ったり雨が降ったりと、ぐずぐずとした天気が続いているようです。とはいえ、実はイギリスでは年間降水量自体は多くなく、日本よりも少ないほどです。ただし、驟雨のような一時的な雨が降る頻度が高いため、日本にいる時よりも頻繁に虹を見る機会に恵まれています。

虹といえば、虹の色をすぐに全て挙げられる人は少ないのではないでしょうか。私も「赤、紫、青、緑、黄色…あと何色だったかな?」となかなか出てきませんでした。しかし、英語には虹の七色を覚えるための便利な文章があります。それが、「Richard of York gave battle in vain」(ヨーク公のリチャードは戦争を仕掛け、失敗した)です。どういうことかというと、文章中の単語の頭文字が色の頭文字と同じになっているのです↓

R=Red(赤)

O=Orange(橙)

Y=Yellow(黄色)

G=Green(緑)

B=Blue(青)

I=Indigo(藍)

V=Violet(紫)

この文章を知ってからは、虹の七色をすぐに思い出せるようになりました。もちろん、実際の虹というのは色がはっきりと分かれているわけでなく、徐々に変化していっているので、文化によって虹の色の数の解釈が分かれるとは思いますが、なんとなく七色の方が、見られるとラッキーな気持ちになる虹には合っている気がしますね。

ちなみに、「Richard of York gave battle in vain」という文章は、15世紀後半にイギリスで起こった「薔薇戦争」の際にヨーク公爵であるリチャードが王位継承権を主張して反乱を起こし、奮闘するも討ち取られてしまった、という史実に基づいています。

虹の色も覚えられ、歴史についても学べる一挙両得な文章なので、ぜひ覚えてみてください!

小島