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イギリスのビザ申請のなにが変わった?

27th Jun 2025

このたび、イギリスのボーディングスクールへの長期留学に必要な学生ビザ(Child Student Visa)の申請条件の改定がありました。移住など保護者が公認でイギリスに住んでいない限りは、「ガーディアン」が必要というところが強調された形です。これを受け、学校側も保護者から指名したガーディアン名を事前に提出させる等、プロセスが増えました。

実はイギリスはこういったビザのシステムなどを予告なく変更、または、予告をしても実施までごく短時間というのが当たり前。日本のように懇切丁寧に説明をして実施までたっぷり時間をかけるやり方とはずいぶん違うのが特徴です。したがって、お預かりしている留学生全員のビザ申請をお手伝いしている渡邊オフィスとしては、いつの間にか行われる変更を感知するべく、常にアンテナを張っている必要があるのです。正しいビザ申請の方法は日本国内で簡単に得られるものではなく、‘情報通’のボーディングスクールのアドミッションの方々に聞いたり、学校が委託している専門会社に質問したりしながら、正解を見つけ出そうと必死の時期が続きます。その結果、先日、今回の改定後一人目のビザが無事に発給されました! ただ、イギリス移民局の動きは止まらず、次は7月にまた新しいルールが導入されるとのこと。これまで同様、事前に詳細が発表されることなく、ある日突然変わるのではないか?と予想しています。

留学はビザなくして実現しません。渡邊オフィスのビザ申請の成功率はこれまで100%とはいえ、昨年からのeVisa切替えを始め、渡英する親御さんなど一般の入国者に課されるETAの導入、そして今回の改訂と、イギリスとの付き合いはハラハラし通しです。しかし、今アメリカで起きているビザ問題の深刻さに比べたら、愚痴を言っては野暮というものでしょう。渡邊オフィスでは時おり、他国の高校を卒業してイギリスの大学に進学する方などからもビザ申請のお手伝いの依頼が舞い込むほどです。ケースを問わず、学生ビザでお困りの方はいちど渡邊オフィスにご相談ください!

山岸