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粉と卵

13th Feb 2026

日本はありとあらゆる国のお菓子が手に入り、その上日本独自のお菓子も次から次へと新商品が出るので、甘いものの宝庫ですね!日本人の創意工夫の賜物です。来日した外国人がデパ地下の食料品をみてびっくりするのも頷けます。ちょっと油断すると、廃版になってしまっているお菓子も多い!そこへ行くと外国、例えばイギリスのお菓子は60年前に私が出会ったものがまだまだ当たり前のように存在し、愛されています。特にデザート類(ちなみにイギリスではデザートと呼ばずPudding(プディング)が通称)は昔からシンプルに小麦粉と卵が中心のものがほとんどです。みなさんイギリスの典型的なお菓子をいくつ言えますか?

日本はバレンタインで賑わっていますが、イギリスではもうすぐ「パンケーキ・デー」が来ます。イギリスの習慣は多くがキリスト教に由来しており、パンケーキも復活祭前の40日間の断食(「Lent」と呼ばれ、キリストが万民のために食を絶って祈ったとされる期間)の前に滋養のために食したとされるものです。今年は2月17日。イギリス各地で行われる「パンケーキ・レース」(イギリスの春の伝統行事で、フライパンに乗せたパンケーキをひっくり返しながら走る競技)は今でも庶民の楽しみの一つです。

ちなみに「パンケーキ」と「ホットケーキ」の違いをご存じですか?ホットケーキという名称はどうも和製英語のようで、欧米ではパンケーキと呼ばれ、見かけも若干違います。ホットケーキは厚みがある「ふわふわに膨らんだ」イメージですが、パンケーキは薄目でふわふわ感はありません。クレープのちょっと厚みがある感じでしょうか。両者とも粉と卵で材料は変わらないのですが… ゴールデンシロップやレモンと砂糖で食するのが定番です。

粉と卵。どちらも常にキッチンに常備されているものでできるお菓子の多いこと。奇天烈を狙わないイギリスの食にお国柄を感じます。

渡邊