幸田尚也

幸田尚也

Q 1年だけの留学を長期に切り替えた理由は、ズバリ?

A イ ギリスの国民性と綺麗な町並みと、何よりも自立を促す教育に惚れ込みまして。そして今のボーディング・スクールに入学してからも設備の良さ、寮生活の楽し さ等の理由が重なり、ここから離れたくなくなってしまいました。さらに、大学もイギリスで行きたいと思い、それならいっその事こっちに残ろう、と、なりま した。

Q 日本の教育とイギリスの教育はどこが違うと思いますか?

A 根 本的な部分では大きな違いはないと思うんですね。どちらの国の十代の人々も朝起きられないし、勉強も好きではないし、酒も飲むしタバコも吸う。ただ、日本 の教育っていうのは詰め込み型だと思うんですね。僕の行っていた中学は特にそうだったんですけど、日本は大学受験のために5教科11科目をやり、その勉強 量は半端じゃない。でも、イギリスでは早い段階から専門化が進みます。(ASで4教科、A2で3教科)そして専門化するとはいえ、一教科あたり必要な知識 の量は日本より一回り多い程度のものですので、全体としては日本よりは少ないんですね。ですから、イギリスでは生徒達は机に向かって何時間も暗記に費やす ようなことをしません。その代わり、授業中に先生と一緒になってどれだけ簡潔に、正確に問いに答えるかを訓練します。試験は記述問題が多く、回答するに当 たっては丸暗記をするだけでは良い結果を残せません。たとえば世界史。日本では広く浅く誰がいつ何を何処でしたのかを覚え、試験では○×式の一点問題が多 くありますが、イギリスでは狭く深く、いつ誰が何を何処でしたのか、そしてそのことが一体どの様な影響を世界に及ぼし、どの様にして次のステップに移った のかを習い、試験では15~20点ほどの記述問題となります。そのためか、生徒たちは日本と比べてリラックスしているように思います。

Q ご両親が医師だから医学部への道も考えたようですが、結局は数学を志望しましたね。将来の展望は?

A 数学が出来れば大抵のことが出来ると言われてますから…。ゴールドマン・サックスにでも入社しますかね。(笑)

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都内私立男子中学校2年終了時より留学。
約半年間の語学研修を経て男子シニア・スクールYear 9に入学。現在同校Year 13に在学中。