ボーディングスクールは生徒が作るもの
1st Aug 2025
これまでのブログでも何度かご紹介してきましたが、イギリスのボーディングスクールでは学期ごとに「レポート(成績表)」が発行されます。これは単なる成績の一覧ではなく、校長先生、各教科の先生、寮の先生などからの詳細なコメントやアドバイスがびっしりと書かれた、まさに“言葉の贈り物”のようなもの。学校によっては10ページを超えることもあります。
この夏も、生徒たち全員のレポートを読みながら、一人ひとりの成長に嬉しさを感じていました。特に、プレップスクールを卒業し、9月からシニアスクールに進学する生徒たちのレポートには、校長先生からの心のこもったメッセージが添えられていました。
たとえば、こんな言葉——
“Thank you, XX, for all you’ve contributed to West House.”
“She has given so much to the life of the school, and we are deeply grateful for all she has contributed. She has been an excellent ambassador for our school.”
生徒の存在そのものが学校にとっての価値であり、学校生活への貢献に対して大人たちが心から感謝していることが、言葉の端々から伝わってきます。
日本の学校の成績表で、こうした「生徒への感謝」を目にすることはほとんどないと思います。イギリスのボーディングスクールでは、「学校は生徒がつくるもの」という考え方が根底にあるのではないでしょうか。
生徒はただ評価される存在ではなく、学校という共同体を共につくる大切なメンバー。そのことを改めて感じさせてくれる、そんな心温まるレポートでした。
後藤
*渡邊オフィスは8月2日から8月11日(祝月)まで夏季休業をいただきます。何卒ご理解賜りたくどうぞよろしくお願いいたします。