Heat Stroke

熱中症の話題が出ない日がないくらい皆さん暑い夏をお過ごしのことと思います。昔は日射病と呼ばれていた症状が、ここ20年位で改めて死に至る病気として認識されたとのこと。

地球の温暖化などの理由になり夏の暑さが危険な位増してきた時期と重なりますね。

長らく涼しいと言われたヨーロッパの夏も去年フランスが40度を超える暑さを記録して以来、上昇中。今年はまだイギリスでの熱波は話題にはなっていませんが、それでも都市部での暑さはクーラーが日本ほど普及していない一般家庭ではかなり耐えられないようです。

特にロンドンの地下鉄。駅内も車内もクーラーなし！　去年「水を飲みましょう」という警告のポスターが駅構内に貼られたようですが、今後どこまでこのまま続けられるのか・・熱中症、英訳はHeat Strokeですが、今のところあまり耳にしない言葉です。でも6月に行われたチャールズ王の誕生日を祝う練習時に倒れた衛兵などはまさにこの Heat Strokeであり、今後は頻繁に使われていくことでしょう。写真でも皆さんにおなじみの熊の毛で作られているという衛兵の帽子にも夏仕様の素材を使うという変化が訪れるのかもしれませんね。

私の知っていた年中「衣替え」の必要のない国イギリスも遠い昔となり、今は学校の制服さえも9月の学期スタートにまだ夏服が許されるようになってきました。

とは言え、湿度の高い日本の気候に比べると、まだまだ過ごしやすいイギリスです。

渡邊