How are you? I am fine, AND YOU ?
25th Aug 2017
留学生によく聞く質問の一つは「イギリスに行って何に驚いた?」。言葉も文化も違う国に行くのですから、多くの驚きがありますが、ある留学生がとても興味深い点を指摘しました。日本での友達間の会話であれば「趣味は何?」と聞かれると例えば「映画鑑賞」と答え、「最近どんな映画を観た?」位で話しは終るのに、イギリスの友達は「どんな映画が好きなの?」「どうして面白いと思うの?」などなど永遠に話が続くというのです。確かに!
これは人との関係を構築する一種のマナーとも言えます。つまり、相手に質問をすることで、「私は貴方に興味がある」と言うことを伝えているのです。これが日本だと、あまり相手のことを詮索しては失礼、悪いと思ったりしてしまいますが、実は友達関係を構築するための一つの有効な手段です。 留学当初、友達を作ることは一種の「悲願」。苦手な人にとってはおおいに悩むところです。話下手だから・・とか、英語が出来ないから・・と引っ込み事案になる人も多い。 そういう子供達に何しろ相手にどんどん質問しなさいと教えます。中身はさておいても「貴方に興味がある=友達になりたい」は通じるはずです。そうすれば相手も質問してきてキャッチボールの会話が成り立っていきます。
これは一つの面接テクニックにも関係します。学校の入学面接、会社の入社面接で相手の質問に答えるのは当たり前、自分のことを話すのも重要ですが、質問をすることによってどれだけその学校や会社に興味があるかを示すことなり、自己アピールの有効な手段です。
日本ではこのような指導がされる場面を私は知りませんが、イギリスでは小さい頃から常に人との関わりあいの作り方を日常生活の中から教えることによって人間社会でスムースにやっていけるような準備をさせています。
友達作りに苦労している人、是非試してみてください!
渡邊