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暑さから思うこと

14th Jul 2023

本州ではまだ梅雨が明けていないとされていながらも、暑い日が続きますね。これほどに暑いと、一体何度までなら体が耐えられるのだろう?と不安がよぎります。ロンドンのローハンプトン大学の研究によると、湿度にもよりますが、人間が耐えうる最高気温は50度だそうです。日本で気温が40度を超えることですら稀なので、50度を超えることはまずありえません。そのため、意外と大丈夫だと思われるかもしれませんが、30度台でも体調や状況によっては簡単に体温調節ができない状態になってしまう可能性があるので十分注意が必要です。

イギリスでもところどころ暑い日が多いようで、現地パートナー会社のスタッフからは「今週末はとても暑くて、たまらなかった」というコメントが届くこともしばしば。ボーディングスクールでも、「気温が高すぎるので他校との試合は中止になりました」というお知らせが入ってくることもありました。とはいえ、ボーディングスクール同士の試合が中止になった「高い気温」を見てみると、なんと28度。日本の夏に慣れている私たちからすると、「普通」の気温ですが、それでも普段暑さに慣れていない人からすると「危険な暑さ」になりうると気づかされました。

この「自分にとっては普通だと思っていたが、相手にとっては違った」ということは、暑さに限らず起こりえることだと思います。例えば、私が幼少期イギリスで暮らしていた頃、小学校の修学旅行で、夜寝る時に下着を履く(私)vs.履かない(イギリス人)で議論になったことがありました。お互いに「そういうものだから」という理由しかなかったため終始議論は平行線で、不思議だなと思いながら眠りについた記憶があります。特に異文化をバックグラウンドに持つ相手と話す時は、「相手にとっての普通ってなんだろう」と思いながら話すことを心がけるようにするのが大事だと考えます。

今年のWO会まで1週間を切りましたが、暑い京都での開催ですので、ゲストの皆さまやスタッフの体調に気を付けながら、楽しいひと時を過ごしていただけるよう頑張りたいと思います!

小島