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今更のカルチャーショック

21st Jul 2017

5月初旬に行った出張の後日談。

出張時、イギリスは日本と10度以上気温に差があり、完全防備で臨んだものの、あっさり風邪をひきました。早速来た喉の痛みにはベンザ〇ロック!…などは準備しておらず、イギリス最大の薬局、Bootsでまずは基本のうがい薬を探すことにしました。

うがい薬は今まで一度もイギリスで購入したことがなく、学生時代に保健室等で勧められることもありませんでした。しかしながらうがいは英語で「gargle」。言葉は存在するし、と思いつつとりあえずうがい用の薬がほしいと薬剤師へ伝えると、エメラルドグリーンの液体が入ったガラスのボトルを手渡されました。イギリス版イソ〇ンは綺麗な色だな、なんて思いながらホテルで早速うがいを実行。日本とは違い、液体は薄めず原液のまま。味はかなり甘めのペパーミント。うーんすっきり。。。の後から、痛みの緩和と共に、喉&味の感覚が少しなくなることに気づきました。

気になって成分をよく見ると、色々と書いてはあるものの、一言でいえばアルコール成分に甘味がついたもの。痛みを和らげてはくれるけれど、喉の痛みを直してくれる成分はなにも入っていない。。と思った瞬間、しまった!と今更のカルチャーショックを受けました。

風邪の治し方の違いについては以前のブログにも書いた通り、イギリスと日本では大きな差があります。すぐに風邪薬や抗生物質で風邪を治そうとする日本に対して、イギリスは極限まで鎮痛剤のみで乗り切り、体の治癒力でできるだけ治そうとするという根本的に違う考えです。それを重々わかっていながら、まさかそれがうがいにもでているとは!

ちなみに喉の痛みは帰りの飛行機まで続きましたが、辛さを感じながらも今回はなぜか自力で治した達成感!?を感じたのでした。

 

鐵屋