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お便り

7th Oct 2016

我が家には回覧板で近所の小学校のお便りが回ってきます。校長先生の言葉、遠足など行事の様子や連絡事項が昔ながらのわら半紙に印刷されたものです。私が小学生の頃のお便りとあまりに見た目が変わらないので、興味本位で他の小学校のお便りをインターネットで見てみたところ、全てが似たような内容と構成で少し驚きました。

イギリスのボーディングスクールにも似たようなお便りはありますが、日本のように統一性はあまりありません。例えば連絡事項と合わせてスポーツ試合の結果やチャリティーイベントのレポートが郵便で報告されてくる学校もあれば、Eメールで生徒の写真や食堂のメニューが送られてくる学校もあります。お便りの頻度も年に数回程度、最低限の連絡しか来ないドライが学校もあれば、たわいのない一言でも毎週届くまめな学校も。それぞれ独自の方針があり、学校の個性が出ています。

日本の学校お便りは見慣れていて読みやすいというメリットはあるのですが、どの学校も同じに見えてしまうので、読んでいて面白いのはイギリスのボーディングスクールの方だと思います。「みんなと同じが良い」という日本の風潮はこういう書類ひとつにも表れているようです。

長須