Birthdayはとても大事

誕生日をどう祝ってますか？

ひと昔前になりますが、ある留学生の誕生日が9月に入学してすぐに来ました。その頃の日本の平均的な家族は子供の誕生日をことさら大きく祝うという習慣がなく、この子の親も冬休みに帰国した時にでも何か欲しいものをプレゼントしてあげよう・・位に考えていました。ところが、突然この子の寮母さんから、「この子は本当に親に愛されているのか？」とマジメに問合せが入ったのです！つまり誕生日なのにプレゼントはおろか、カードも届かないし、電話もない。どうも学校ではしっかり「可哀そうな子」ということになってしまっていました。慌てて日本での誕生日の扱い方を寮母さんに説明した経緯があります。

昨今の日本は誕生日にケーキを囲んで家族で祝う、友達を呼んで誕生会をするとなど大分欧米に近づいた感がありますが、それでも誕生日カードを売っている店はそんなにありません。イギリスではまずはカード。列車の主要駅の構内には必ずといっていいほど、文具店があり、スーパーマーケットにもカードは絶対に売っています。「誕生日に間に合わなくてごめんなさい」なんていうカードまである位ですから、誕生日カードを贈ることは日本の年賀状を越える重大要素だということを覚えておいてください。18歳になるとイギリスではみんな大きなパーティーを開きます。皆さんの中にも招かれた人はいることでしょう。イギリスでは18才はある意味大きな変化の年齢で、

親の承諾なくして結婚できる。

親の承諾なくして家を出ることができる。

アルコールとタバコを買うことができる。

タトゥーを入れることができる。

投票権を有する・・・ と色々な面での自由と権利を得ることになります。そうすると、「もうガーディアンもいらない。外泊も自由ですよね」と言ってくる留学生が時々います。イギリス人の18才は確かにそうです。でも留学生（子供）と言う身分で移民局からビザを与えられている場合は、そうはいきません！安全面でも皆さんをお預かりしている学校も渡邊オフィスも許可は出せません。もう少し待ってください。大学生になれば、大人のビザに切り替わりますから、そうしたら100％自由を謳歌してくださいね！

渡邊