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コンラン伝説再び

29th Nov 2024

現在、東京駅直結の東京ステーションギャラリーにて、“テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする”というエキシビションが開催中です。

Sir Terence Orby Conran=サー・テレンス・コンラン(1931-2020)と言えば、「Sir」という英国王室から授与される称号から分かるように、イギリス人であることはもちろん、イギリスでの生活文化に大きな変化をもたらした人物です。
今回の展覧会ではコンラン卿の人物像に迫る日本で初めての大回顧展です!足を一歩踏み入れただけで、あぁここにはイギリスある…と肌で感じてしまうような、素晴らしい内容です。

コンラン卿、と言えば、彼が亡くなられた2020年秋の渡邊オフィスのブログでも取り上げました。https://woffice.jp/staffblog/post-0-144/
日本との関係で言えば、新宿や丸の内を始めいくつかある「コンランショップ」が最も知られていると思いますが、実は、赤坂のアークヒルズ内「アークヒルズクラブ」や六本木ヒルズのレジデンス棟等の様々なプロジェクトを手掛けていたことを今回の展覧会で知り、日本との関係性の深さを改めて認識しました。

今回の展覧会に足を運ぶと…彼の才能を開花された場所として避けることのできないであろう、出身校であるBryanston Schoolの名前が1番最初に紹介されています。もちろん渡邊オフィスからも多彩な才能を持つ卒業生が排出されている才能の宝庫として名高いボーディングスクールです!
今回の展覧会の最初として、Bryanston Schoolでのアートの授業で作成したポートフォリオが紹介されています。70年以上の前の貴重な作品がそのままに美しく保管されおり、指導にあたった先生からコンラン卿へのアドバイスも見えます。当然のことながら、ボーディングスクールで当時最新の設備の中でアートの指導が行われ、多くの影響を及ぼしたことが容易に想像できます。ちなみに、彼の息子であるMr Sebastian Orby Conranも同じくBryanston School出身であり、2011年には同校の理事会にも所属していました。Bryanston Schoolとの関係の深さも良く見えますね。

展覧会は2025年1月5日(日)までですので、機会がありましたら、ぜひ訪れてみてください!