ボーディングスクール生のヘアカット
7th Feb 2025
その昔、ボーディングスクールには散髪が必要な子ども達のために、床屋さんがやって来る習慣がありました。今は頻繁に帰宅できる子どもが増え、床屋さんが来る学校はもう聞かなくなりました。渡邊オフィスの留学生が現地で散髪が必要になった時には、ホストファミリーに近所のサロンに連れていっていただくのですが、先日、ある留学生が散髪に行って思うような髪型にならず、ひどく落ち込んだという話を聞きました。
一方、こんな経験をしたくないから、と日本でできるだけ髪を短くしてから学校へ行き、次の休暇まで何とかイギリスで散髪せずに済まそうとする留学生達も多くいます。誰しも日本でなじみのサロンでカットしてもらうほうが安心ですし、リスクは回避できます。でも、イギリスでサロンに行ってみるとシャンプーのやり方がかなり違う(または洗わないとか!)ことに驚いたり、前髪はなんて言うの?流れを作るって何て言うの?と言葉が出てこず困ったり、と小さな異文化体験ができたり、学校では使わない英語に触れたりというメリットもあります。件の落ち込んだ彼は留学してまだ日が浅く、語彙不足で美容師に希望が伝わらないことに歯がゆい思いをしたことでしょう。もう二度とイギリスで髪は切らないと思っているかもしれません。でも、彼のこの一度の体験は決して無駄ではなかったはずです。
自分の心地よいゾーンから抜けだすチャンスをくれるのが留学。皆さんもぜひチャレンジして新たな体験をしてみましょう!
山岸